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地衣
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こけ
ふりがな文庫
“
地衣
(
こけ
)” の例文
岩ぶすまという
地衣
(
こけ
)
が
布
(
し
)
いているばかり、この方面から常念を望むと、前の
婉容
(
えんよう
)
はなくなって、見上げるように急峻に尖っている。
奥常念岳の絶巓に立つ記
(新字新仮名)
/
小島烏水
(著)
さし上げた腕の間から皆めいめいに
上向
(
うはむき
)
の頭がみえる。
海藻
(
かいさう
)
や
地衣
(
こけ
)
がこの
浮標
(
うき
)
に
垂下
(
たれさ
)
がつてゐる。東から吹く風に、この髮の毛がふくらんで、おのづと拍子をとつて波動してゐる。
さしあげた腕
(旧字旧仮名)
/
レミ・ドゥ・グルモン
(著)
この
地衣
(
こけ
)
のために、
岩
(
いは
)
はいろ/\
美
(
うつく
)
しい
模樣
(
もよう
)
や
紋
(
もん
)
を
現
(
あらは
)
してゐます。
日本
(
につぽん
)
では
木曾
(
きそ
)
の
御嶽
(
おんたけ
)
や
駒
(
こま
)
が
嶽
(
たけ
)
はこの
帶
(
たい
)
の
位置
(
いち
)
がよくわかります。この
帶
(
たい
)
の
上部
(
じようぶ
)
はそれこそ
地衣
(
こけ
)
もない
裸
(
はだか
)
のまゝの
岩石
(
がんせき
)
です。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
たゞ
裸
(
はだか
)
の
岩
(
いは
)
の
上
(
うへ
)
に
地衣
(
こけ
)
が
固着
(
こちやく
)
してゐるきりです。
森林と樹木と動物
(旧字旧仮名)
/
本多静六
(著)
“地衣”の意味
《名詞》
地衣 (ちい)
地衣類の別称。
(出典:Wiktionary)
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“地衣”で始まる語句
地衣帶
地衣類