在処ありどころ)” の例文
旧字:在處
もとは南部男爵だんしゃく家の鷹匠たかじょうなり。町の人綽名あだなして鳥御前とりごぜんという。早池峯、六角牛の木や石や、すべてその形状と在処ありどころとを知れり。年取りてのち茸採きのことりにとて一人のつれとともに出でたり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
卒業証書の在処ありどころは二人ともよく知らなかった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
宿かへて火燵こたつ嬉しき在処ありどころ
俳人蕪村 (新字新仮名) / 正岡子規(著)
宿かへて火燵こたつ嬉しき在処ありどころ
俳人蕪村 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)