在処ありど)” の例文
旧字:在處
眼下まなした深田ふけだに映る日の在処ありどかがやきしるし月のごと見ゆ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
冬楡ふゆにれにしらしらとある日の在処ありど土囲どゐ曲り来て我は仰ぎつ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
この空の湿しめりにあかる日の在処ありど梢はすでにあかみ張りたる
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
椴松とどまつの霧たちかくす日の在処ありど気流の冷えがとみにししる
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
日の在処ありどくろく幽けき女松山の春雨親し田雲雀のこゑ
風隠集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
日の在処ありど、ただ明るのみ。
海豹と雲 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
日の在処ありど、ただ明るのみ。
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)