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喃々
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なん/\
ふりがな文庫
“
喃々
(
なん/\
)” の例文
此
(
これ
)
がために
昨夜
(
ゆうべ
)
も
家
(
いへ
)
を
開
(
あ
)
けて、
今
(
いま
)
しがた
喃々
(
なん/\
)
として
別
(
わか
)
れて
來
(
き
)
た、
若旦那
(
わかだんな
)
自身
(
じしん
)
の
新情婦
(
しんいろ
)
の
美女
(
びぢよ
)
で、
婦人
(
ふじん
)
と
其處
(
そこ
)
に
兩々
(
りやう/\
)
紅白
(
こうはく
)
を
咲分
(
さきわ
)
けて
居
(
ゐ
)
たのである。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
二人を
対手
(
あひて
)
に
喋々
(
てふ/\
)
喃々
(
なん/\
)
する
未
(
ま
)
だ廿六七なる
怜悧
(
れいり
)
の相、眉目の間に浮動する青年は同胞新聞の記者の一人
吾妻俊郎
(
あづまとしらう
)
なり
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
六十劫
(
ろくじふごふ
)
の流転を
閲
(
けみ
)
しても、まだ子供のやうに
喃々
(
なん/\
)
としやべり
乍
(
なが
)
ら、デモステネス以上の雄弁だと
己惚
(
うぬぼ
)
れるだらう。
芸術その他
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
喃
漢検1級
部首:⼝
12画
々
3画
“喃々”で始まる語句
喃々喋々
喃々戯語
喃々私語