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商量
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しょうりょう
ふりがな文庫
“
商量
(
しょうりょう
)” の例文
余は白い
寝床
(
ベッド
)
の上に寝ては、自分と病院と
来
(
きた
)
るべき春とをかくのごとくいっしょに結びつける運命の
酔興
(
すいきょう
)
さ加減を
懇
(
ねんご
)
ろに
商量
(
しょうりょう
)
した。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
彼はむしろ冷やかに胸の
天秤
(
てんびん
)
を働かし始めた。彼はお延に事情を打ち明ける苦痛と、お秀から補助を受ける不愉快とを
商量
(
しょうりょう
)
した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
悩乱
(
のうらん
)
のうちにまだ
一分
(
いちぶん
)
の
商量
(
しょうりょう
)
を余した
利巧
(
りこう
)
な彼女は、夫のかけた鎌を
外
(
はず
)
さずに、すぐ向うへかけ返した。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
どっち
本位
(
ほんい
)
で来たのか、それは彼の心がよく承知していた。けれども雨を
凌
(
しの
)
いでここまで来た彼には、まだ
商量
(
しょうりょう
)
の
隙間
(
すきま
)
があった。
躊躇
(
ちゅうちょ
)
があった。幾分の余裕が残っていた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“商量”の意味
《名詞》
商 量(しょうりょう)
どうすべきかについていろいろな場合を考えること。
(出典:Wiktionary)
商
常用漢字
小3
部首:⼝
11画
量
常用漢字
小4
部首:⾥
12画
“商”で始まる語句
商人
商
商売
商賈
商家
商賣
商業
商買
商店
商船