“唐撫子”の読み方と例文
読み方割合
からなでしこ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美しい色をした撫子なでしこばかりを、唐撫子からなでしこ大和やまと撫子もことに優秀なのを選んで、低く作ったかきに添えて植えてあるのが夕映ゆうばえに光って見えた。
源氏物語:26 常夏 (新字新仮名) / 紫式部(著)
小児こども同士が喧嘩して及ばぬ敵の迫る時も、腕白な悪戯いたずら薪雑木まきざっぽで追わるる時も、石垣が逃げ場所で、ぴたりとひそんですがるとそのまま、衣服きものすそのそよそよと、潮に近き唐撫子からなでしこ
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)