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吹募
ふりがな文庫
“吹募”の読み方と例文
読み方
割合
ふきつの
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふきつの
(逆引き)
自分はなぜか
躊躇
(
ちゅうちょ
)
して手を出しかねた。その時雨の音が窓の外で
蕭々
(
しょうしょう
)
とした。昼間
吹募
(
ふきつの
)
った
西北
(
にしきた
)
の風は雨と共にぱったりと落ちたため世間は案外静かになっていた。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「おい、船頭さん、大丈夫かい、なんだか天気が危なくなったぜ、風がひどく
吹募
(
ふきつの
)
るじゃねえか」
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
留守
(
るす
)
には
風
(
かぜ
)
が
吹募
(
ふきつの
)
る。
戸障子
(
としやうじ
)
ががた/\
鳴
(
な
)
る。
引窓
(
ひきまど
)
がばた/\と
暗
(
くら
)
い
口
(
くち
)
を
開
(
あ
)
く。
夜釣
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
吹募(ふきつの)の例文をもっと
(4作品)
見る
吹
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
募
常用漢字
中学
部首:⼒
12画
“吹”で始まる語句
吹
吹聴
吹雪
吹上
吹出
吹聽
吹込
吹矢
吹掛
吹消
“吹募”のふりがなが多い著者
作者不詳
中里介山
夏目漱石
泉鏡花