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君前
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くんぜん
ふりがな文庫
“
君前
(
くんぜん
)” の例文
女々
(
めめ
)
しいからよ。
君前
(
くんぜん
)
であの
態
(
ざま
)
は何のことかい。なぜ泣いたか殿はお気付き遊ばしておられるぞ。あの時も意味ありげに
仰有
(
おっしゃ
)
った筈じゃ。
十万石の怪談
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
「——いつにない
其許
(
そこ
)
の
弱音
(
よわね
)
、正成がまいっても勝目がないとは、なんとしたことばだ。しかも
君前
(
くんぜん
)
、しかも今日の出陣を前に」
私本太平記:12 湊川帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、馳走した上、
音物
(
いんもつ
)
を贈って、さまざま
君前
(
くんぜん
)
を申しなだめて貰いもし、また、営中の形勢をも
問
(
と
)
い
訊
(
ただ
)
そうとしたのだが、飛騨守は、
袂
(
たもと
)
を払って
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
しかし座を占めると同時だった。不思議なことにその千之介が
君前
(
くんぜん
)
の
憚
(
はばか
)
りもなく、突然、声をこらえ乍ら
幽
(
かす
)
かに忍び泣いた。
十万石の怪談
(新字新仮名)
/
佐々木味津三
(著)
君
常用漢字
小3
部首:⼝
7画
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
“君”で始まる語句
君
君子
君寵
君等
君達
君香
君臨
君側
君美
君子人