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吏員
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りいん
ふりがな文庫
“
吏員
(
りいん
)” の例文
これからそっと自分が御所の
吏員
(
りいん
)
へ訴えに行き、ふたりの身を穏便のうちに
内裏
(
だいり
)
へ帰してもらうように頼もう——というのであった。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼等は
夫々
(
それぞれ
)
大使館の下級
吏員
(
りいん
)
に、或は大使邸の書生、下男などに変装して、大夜会場の内外を警戒する手筈になっていた。
黄金仮面
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
そこからは
吏員
(
りいん
)
の事務をとっている
室
(
へや
)
が硝子窓をとおしてはっきりと見えた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
それから、衛府の番小屋に入って、ほかの同役の者たちと笑いさざめいていると、
大宿直
(
おおとのい
)
の
公卿
(
くげ
)
から下役の
吏員
(
りいん
)
が駈けてきて
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「なんのことじゃ、これでは、よけいに繁雑になるばかりではないか」院の
吏員
(
りいん
)
たちは、よけいに、方針の混乱をきたして、悲鳴をあげた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
押司
(
おうし
)
としては、役署向けの評判もよく、この人に限っては、
吏員
(
りいん
)
にありがちな汚職めいた蔭口も聞かれなかった。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
幕閣の
吏員
(
りいん
)
も、町人たちも、侍も、想像外に、
腐
(
す
)
えきっております。むろん、武士道などは、寛永元和の頃に、置き忘れてしまっています。威を張るのは、ただ金です。その金を支配する大町人です。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は、下部の
吏員
(
りいん
)
へ、
諮
(
はか
)
ってみた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“吏員”の意味
《名詞》
吏員(りいん)
役人。地方公共団体の公務員。
(出典:Wiktionary)
“吏員”の解説
吏員(りいん)は、日本の公務員制度で一定の職員のことを指す用語。主に地方公務員。
これに対し、官吏は国家公務員を指す。
一般的に吏員といった場合は、一般職(常勤)の公務員のことを指して用いられることもある。
(出典:Wikipedia)
吏
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
員
常用漢字
小3
部首:⼝
10画
“吏”で始まる語句
吏
吏人
吏事
吏務
吏胥
吏士
吏民
吏生
吏部尚書
吏才