“りいん”の漢字の書き方と例文
語句割合
吏員100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それから、衛府の番小屋に入って、ほかの同役の者たちと笑いさざめいていると、大宿直おおとのい公卿くげから下役の吏員りいんが駈けてきて
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「なんのことじゃ、これでは、よけいに繁雑になるばかりではないか」院の吏員りいんたちは、よけいに、方針の混乱をきたして、悲鳴をあげた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
押司おうしとしては、役署向けの評判もよく、この人に限っては、吏員りいんにありがちな汚職めいた蔭口も聞かれなかった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)