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合憎
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あいにく
ふりがな文庫
“
合憎
(
あいにく
)” の例文
「大変な木戸でしょうだって、あれで難癖を附ける積りが
合憎
(
あいにく
)
と旦那がお取上に相成らんから可い気味だ。
愚態
(
ざま
)
ア見やアがれだ」
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
合憎
(
あいにく
)
われとは
大分
(
だいぶ
)
はなれて居たのでよくは分らぬが、年は廿七、八まだ三十には成るまい、
不絶
(
しじゆう
)
、
点頭勝
(
うつむきがち
)
に、こちらに
脊
(
せ
)
を
向
(
む
)
けて腰かけて居る
夜汽車
(新字旧仮名)
/
尾崎放哉
(著)
尚、当時奈落には、二人の道具方がいたのだったけれども、
合憎
(
あいにく
)
二人とも、
開閉
(
スイッチ
)
室に入っていたので、その隙に何者が入り来ったものか、知る由もなかった。
オフェリヤ殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
一度は僕も自分の
癖見
(
ひがみ
)
だろうかと思いましたが、
合憎
(
あいにく
)
と
想起
(
おもいおこ
)
すは十二の時、庭で父から問いつめられた事で、
彼
(
あれ
)
を
想
(
おも
)
い、これを思えば、
最早
(
もはや
)
自分の身の秘密を疑がうことは出来ないのです。
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
憎
常用漢字
中学
部首:⼼
14画
“合”で始まる語句
合
合点
合羽
合槌
合歓
合図
合掌
合力
合點
合戦