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可厭
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いと
ふりがな文庫
“
可厭
(
いと
)” の例文
言畢
(
いひをは
)
つて、
肩
(
かた
)
に
手
(
て
)
を
掛
(
か
)
け、
雪
(
ゆき
)
なす
胸
(
むね
)
に
毛
(
け
)
だらけの
手
(
て
)
を
無手
(
むず
)
と
置
(
お
)
き、
横
(
よこ
)
に
掴
(
つか
)
んで、ニタ/\と
笑
(
わら
)
ふ。……と
婦
(
たぼ
)
も
可厭
(
いと
)
はず、
項
(
うなじ
)
も
背
(
せな
)
も
靡
(
なび
)
いて
見
(
み
)
える。
麦搗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
これほど親しいお牧では有りましたが、しかし彼女の
皹
(
あかぎれ
)
の切れた指の皮の裂けたやうな手を食事の時に見るほど、
可厭
(
いと
)
はしいものも有りませんでした。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
厭
漢検準1級
部首:⼚
14画
“可厭”で始まる語句
可厭々々