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取退
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とりの
ふりがな文庫
“
取退
(
とりの
)” の例文
やがて壇に登るべき
立女形
(
たておやま
)
に対して
目触
(
めざわ
)
りだ、と逸早く
取退
(
とりの
)
けさせ、
樹立
(
こだち
)
さしいでて蔭ある水に、例の
鷁首
(
げきしゅ
)
の船を
泛
(
うか
)
べて、半ば紫の幕を絞った
裡
(
うち
)
には、鎌倉殿をはじめ、客分として、県の顕官
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
松飾などは
夙
(
とう
)
に
取退
(
とりの
)
けられて、人々は沈滞した二月を遊び疲れた後の重い心で
懶
(
ものう
)
げに迎えようとしていたが、それでも未だ都大路には正月気分の抜け切らない人達が、折柄の小春
日和
(
びより
)
に誘われて
支倉事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
底知れずの水に浮いた
御幣
(
ごへい
)
は、やがて壇に登るべき
立女形
(
たておやま
)
に対して
目触
(
めざわ
)
りだ、と
逸早
(
いちはや
)
く
取退
(
とりの
)
けさせ、
樹立
(
こだち
)
さしいでて
蔭
(
かげ
)
ある水に、例の
鷁首
(
げきしゅ
)
の船を
泛
(
うか
)
べて、
半
(
なか
)
ば
紫
(
むらさき
)
の幕を絞つた
裡
(
うち
)
には、鎌倉殿をはじめ
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
取
常用漢字
小3
部首:⼜
8画
退
常用漢字
小6
部首:⾡
9画
“取”で始まる語句
取
取出
取縋
取柄
取除
取次
取敢
取交
取做
取付