“取定”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とりき66.7%
とりきめ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
(侍女七人、いそいそと、続いて廻廊のはずれに集り、貴女あなたは一。私は二。こう口々に楽しげに取定とりきめ、勇みて賽を待つ。)
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「左様ならば取敢とりあえず、そのことをお取定とりきめあってしかるべく存じまする」
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ウム、其れはづ其れとしても、君、山木が早く取定とりきめないのは不埒ふらち極まる、今日こんにちまで彼を庇護ひごして遣つたことは何程どれほどとも知れたもンぢやない、の砂利の牛肉鑵詰事件の時など新聞は八釜やかましい……
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)