“とりき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
取極83.3%
取定11.1%
決定5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その眺望に引きつけられて、幾度も来て見るごとにいよいよ気に入ったので、近い平坦へいたんな太田の原から、兄を連れて来て取極とりきめたのでした。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
「左様ならば取敢とりあえず、そのことをお取定とりきめあってしかるべく存じまする」
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
縁辺の話を決定とりきめたいという親類の意見から、暫く役目のお預りを願って、その空屋あきや同然の古屋敷に落付く事になると、賑やかな霞が関のおつぼねや、気散きさんじな旅の空とは打って変った淋しさ不自由さが
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)