おめえ)” の例文
堆肥たいひ製造には持て来いの季節、所謂寒練かんねりである。夜永の夜延よなべには、親子兄弟大きな炉側ろばたでコト/\わらっては、俺ァ幾括いくぼおめえ何足なんぞくかと競争しての縄綯なわな草履ぞうり草鞋わらじ作り。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
おらァ全くがっかりしちまった。コウ兄か伯父おじ見たいで、何と云いや来ちゃ相談したもンだからな。今後これから何処へ往って相談したらいゝんだか——勘さん、おめえの所へでも往くだね」としまの夏羽織を
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)