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印物
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しるしもの
ふりがな文庫
“
印物
(
しるしもの
)” の例文
今日が婚礼なので、門に
高張
(
たかはり
)
を立て、店には緋の毛氈を敷いて金屏風をめぐらし、
上下
(
かみしも
)
を着た番頭や
印物
(
しるしもの
)
を着た
鳶頭
(
かしら
)
が忙しそうに出たり入ったりしている。
顎十郎捕物帳:20 金鳳釵
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
孝「やい、何をしやアがるのだ、サア
何奴
(
どいつ
)
でも
此奴
(
こいつ
)
でも来い飯島の家来には死んだ者は一
疋
(
ぴき
)
も居ねえぞ、お
印物
(
しるしもの
)
の提灯を燃やしてしまって、殿様に
申訳
(
もうしわけ
)
がないぞ」
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
供前
(
ともまえ
)
を
妨
(
さまた
)
ぐるのみならず、提灯を
打落
(
うちお
)
とし、
印物
(
しるしもの
)
を
燃
(
もや
)
しましたから、憎い奴、手打にしようと思ったが、
隣
(
となり
)
づからの
中間
(
ちゅうげん
)
を切るでもないと我慢をしているうちに
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
うまく三津五郎だと見ぬいたひとには家紋入りの
印物
(
しるしもの
)
をくれるという噂が立っているンです。……
金春町
(
こんぱるまち
)
のお兼の女髪結へ寄って見ましたが、なるほどたいへんな評判。
顎十郎捕物帳:22 小鰭の鮨
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
印
常用漢字
小4
部首:⼙
6画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“印”で始まる語句
印
印度
印籠
印半纏
印形
印象
印綬
印気
印南野
印旛沼