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博奕
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かけごと
殺害致して
金子百兩を
奪取り其後又慈恩寺村にて
博奕御座候節
鴻の
巣宿の鎌倉屋金兵衞と申す者を殺して金子五百兩を
奪ひ取り候を
妾しの
夫三五郎
能存じ
居候事故其
譯を
三ヶの
津構にて事落着に及びたり
元來船乘の事なれば夫より
堺へ
行船頭となりしが
左右に
博奕を好み身持惡きゆゑ人に
嫌れつゝ三十歳ばかりに成し
頃船中にて
不※人の
荷物を
子と
呼て
終に我が家を
押領なせしが其後
博奕に
身代を失ひ御殿場を