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十色
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といろ
ふりがな文庫
“
十色
(
といろ
)” の例文
十人
十色
(
といろ
)
かもしれないが、私は家族の飯ごしらえもして、洗濯から掃除もたいてい自分でやっている。少しもわずらわしいとは思わない。
平凡な女
(新字新仮名)
/
林芙美子
(著)
十人
十色
(
といろ
)
の諺のあることは知っているらしいが、各自の趣味と見識とはその場合場合に臨んでは、忍んでこれを棄てべきものと思っているらしい。
西瓜
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
猫の社会に
這入
(
はい
)
って見るとなかなか複雑なもので十人
十色
(
といろ
)
という人間界の
語
(
ことば
)
はそのままここにも応用が出来るのである。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
十人
十色
(
といろ
)
というて、いつの世にも、一人一人で考えが違い、早く開ける人もあり、
晩
(
おそ
)
くまで開けぬ人もあるから、他人の思惑を気遣うていては、いつまで待っても、改善の時期は来ない。
改善は頭から
(新字新仮名)
/
丘浅次郎
(著)
ジャーマントース 春 第七十五 十日に
十色
(
といろ
)
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
▼ もっと見る
十人よれば、十人
十色
(
といろ
)
にちがっていた。
大岡越前
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
この世をよしと言ひあしと観る十人
十色
(
といろ
)
の考その人々によりて異り行くも、一つにはその人々の健康によることなり。
矢はずぐさ
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
しかもその
洒落
(
しゃれ
)
た家がほとんど一軒ごとに
趣
(
おもむき
)
を
異
(
こと
)
にして、十軒
十色
(
といろ
)
とも云うべき風に変化しているには驚いた。
満韓ところどころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
タピオカとセーゴ 春 第七十五 十日に
十色
(
といろ
)
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
ロールオーツ 春 第七十五 十日に
十色
(
といろ
)
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
第七十五 十日に
十色
(
といろ
)
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
色
常用漢字
小2
部首:⾊
6画
“十”で始まる語句
十
十歳
十日
十重二十重
十字架
十分
十月
十六夜
十露盤
十手