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十二一重
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じゅうにひとえ
ふりがな文庫
“
十二一重
(
じゅうにひとえ
)” の例文
それは
十二一重
(
じゅうにひとえ
)
を着て緋の袴を穿いた美しい官女の姿であった。大胆な伝蔵は今晩は不思議なこともあるものだとおもって衝立ったなりにそれを見ていた。
蟹の怪
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
涙を払つて——唯今の
鸚鵡
(
おうむ
)
の声は、
私
(
わたくし
)
が日本の地を
吹流
(
ふきなが
)
されて、
恁
(
こ
)
うした身に成ります、其の船出の夜中に、
歴然
(
ありあり
)
と聞きました……
十二一重
(
じゅうにひとえ
)
に緋の
袴
(
はかま
)
を召させられた
印度更紗
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
夏着
(
なつぎ
)
冬着ありたけの
襤褸
(
ぼろ
)
の
十二一重
(
じゅうにひとえ
)
をだらりと
纏
(
まと
)
うて、破れしゃっぽのこともあり、黒い髪を長く額に垂らして居ることもあり、或は
垢染
(
あかじ
)
みた手拭を
頬冠
(
ほおかむ
)
りのこともある。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
十
常用漢字
小1
部首:⼗
2画
二
常用漢字
小1
部首:⼆
2画
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“十二”で始まる語句
十二社
十二時
十二神
十二月
十二
十二通
十二宮
十二月党
十二日
十二人