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匆卒
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いきなり
ふりがな文庫
“
匆卒
(
いきなり
)” の例文
其晩
(
そのばん
)
、
郵便局長
(
いうびんきよくちやう
)
のミハイル、アウエリヤヌヰチは
彼
(
かれ
)
の
所
(
ところ
)
に
來
(
き
)
たが、
挨拶
(
あいさつ
)
もせずに
匆卒
(
いきなり
)
彼
(
かれ
)
の
兩手
(
りやうて
)
を
握
(
にぎ
)
つて、
聲
(
こゑ
)
を
顫
(
ふる
)
はして
云
(
い
)
ふた。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
「
難有
(
ありがと
)
う御座います。それで僕も安心しました。イヤ
真
(
まこと
)
に失礼しました
匆卒
(
いきなり
)
貴様を
詰
(
とが
)
めまして……」と彼は人を
圧
(
おし
)
つけようとする最初の気勢とは
打
(
うっ
)
て変り、
如何
(
いか
)
にも力なげに
詫
(
わび
)
たのを見て
運命論者
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
匆
漢検1級
部首:⼓
5画
卒
常用漢字
小4
部首:⼗
8画
“匆”で始まる語句
匆々
匆忙
匆匆
匆
匆急
匆惶
匆慌
匆騒
匆々頓首