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むかひ
ふりがな文庫
“
前面
(
むかひ
)” の例文
途
(
みち
)
すがら
前面
(
むかひ
)
の
崖
(
がけ
)
の
処々
(
ところどころ
)
に
躑躅
(
つつじ
)
の残り、山藤の懸れるが、
甚
(
はなは
)
だ興有りと目留まれば、又この
辺
(
あたり
)
殊
(
こと
)
に
谿浅
(
たにあさ
)
く、水澄みて、大いなる
古鏡
(
こきよう
)
の沈める如く、深く
蔽
(
おほ
)
へる
岸樹
(
がんじゆ
)
は陰々として眠るに似たり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
又その
前面
(
むかひ
)
には一人の女に内を守らしめて、屈強の男四人左右に遠征軍を組織し、左翼を
狼藉組
(
ろうぜきぐみ
)
と称し、右翼を
蹂躙隊
(
じゆうりんたい
)
と称するも、実は金剛石の鼻柱を
挫
(
くじ
)
かんと
大童
(
おほわらは
)
になれるに
外
(
ほか
)
ならざるなり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
面
常用漢字
小3
部首:⾯
9画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛