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前杖
ふりがな文庫
“前杖”の読み方と例文
読み方
割合
まへづゑ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まへづゑ
(逆引き)
黒焦に削れたる
幹
(
みき
)
のみ短く残れる
一列
(
ひとつら
)
の立木の
傍
(
かたはら
)
に、
塊
(
つちくれ
)
堆
(
うづたか
)
く盛りたるは土蔵の
名残
(
なごり
)
と踏み行けば、灰燼の熱気は
未
(
いま
)
だ冷めずして、
微
(
ほのか
)
に
面
(
おもて
)
を
撲
(
う
)
つ。貫一は
前杖
(
まへづゑ
)
拄
(
つ
)
いて
悵然
(
ちようぜん
)
として
佇
(
たたず
)
めり。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
前杖(まへづゑ)の例文をもっと
(1作品)
見る
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
杖
漢検準1級
部首:⽊
7画
“前”で始まる語句
前
前後
前途
前方
前垂
前刻
前様
前栽
前屈
前掛