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前掛
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まえか
ふりがな文庫
“
前掛
(
まえか
)” の例文
わたしは、それを
前掛
(
まえか
)
けに入れて、持ってくるんだがね、その前に、一つ一つの星に、番号をつけておかなければならないのさ。
眠りの精
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
子供らが
叫
(
さけ
)
んでばらばら走って来て童子に
詫
(
わ
)
びたり
慰
(
なぐさ
)
めたりいたしました。
或
(
あ
)
る子は
前掛
(
まえか
)
けの
衣嚢
(
かくし
)
から
干
(
ほ
)
した
無花果
(
いちじく
)
を出して
遣
(
や
)
ろうといたしました。
雁の童子
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
白いシャツをひじまでまくり、
天竺
(
てんじく
)
もめんのまっ白い
前掛
(
まえか
)
けして、かいがいしい
身
(
み
)
ごしらえだ。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
奥さんは聖ヨハネの祭日にむすめに着せようとして、美しい
前掛
(
まえか
)
けを縫っていました。むすめはお母さんの足もとの
床
(
ゆか
)
の上にすわって、布切れの
端
(
はし
)
を切りこまざいて遊んでいました。
真夏の夢
(新字新仮名)
/
アウグスト・ストリンドベリ
(著)
その葉を取って、子供がおなかの上につければ、ちょうど
前掛
(
まえか
)
けのようになります。それから、頭の上にのせると、雨が降っているときには、雨がさのかわりになります。
幸福な一家
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
自分のからだにだけは
非常
(
ひじょう
)
に
潔癖
(
けっぺき
)
であって、シャツとか
前掛
(
まえか
)
けとかいうものは毎日
洗
(
あら
)
っている。
箸
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
牛のほうはぞうさないけれど、むすこは助かる
見込
(
みこ
)
みがない。おふくろが
前掛
(
まえか
)
けで
涙
(
なみだ
)
をふきながら茶をだしたが、どこにもよいことばかりはないと、しみじみ
糟谷
(
かすや
)
は
嘆息
(
たんそく
)
した。
老獣医
(新字新仮名)
/
伊藤左千夫
(著)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
掛
常用漢字
中学
部首:⼿
11画
“前掛”で始まる語句
前掛け
前掛服