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刻煙草
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きざみ
ふりがな文庫
“
刻煙草
(
きざみ
)” の例文
茶の
唐縮緬
(
めりんす
)
の帯、それよりも煙草に
相応
(
そぐ
)
わないのは、東京のなにがし工業学校の金色の
徽章
(
きしょう
)
のついた制帽で、
巻莨
(
まきたばこ
)
ならまだしも、
喫
(
の
)
んでいるのが
刻煙草
(
きざみ
)
である。
瓜の涙
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
野生の煙草の木がどこにでもあって立派な
刻煙草
(
きざみ
)
になるからである。手製のパイプへそれを詰めて惜し気なくそれを吹かす時私は真に幸福であった。小憎らしいのは猩々である。
沙漠の古都
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
例の調子でわざと空っとぼけた彼は、澄まして
刻煙草
(
きざみ
)
を
雁首
(
がんくび
)
へ詰めた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
そうして長い
煙管
(
きせる
)
で
刻煙草
(
きざみ
)
を吸いながらこんなことを云われた。
あやかしの鼓
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
煙
常用漢字
中学
部首:⽕
13画
草
常用漢字
小1
部首:⾋
9画
“刻”で始まる語句
刻
刻限
刻々
刻薄
刻下
刻一刻
刻苦
刻込
刻足
刻参