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刻参
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ときまいり
ふりがな文庫
“
刻参
(
ときまいり
)” の例文
今度は鬼女、般若の面のかわりに、そのおかめの面を被せい、
丑
(
うし
)
の
刻参
(
ときまいり
)
の
装束
(
しょうぞく
)
を
剥
(
は
)
ぎ、
素裸
(
すはだか
)
にして、踊らせろ。陰を陽に翻すのじゃ。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
なれど、場所
柄
(
がら
)
ゆえの
僻耳
(
ひがみみ
)
で、今の時節に
丑
(
うし
)
の
刻参
(
ときまいり
)
などは
現
(
うつつ
)
にもない事と、聞き流しておったじゃが、何と
先
(
ま
)
ず……この
雌鬼
(
めすおに
)
を、
夜叉
(
やしゃ
)
を、眼前に見る事わい。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
仕丁 はあ、いえ、
孕婦
(
はらみおんな
)
が鉄橋を
這越
(
はいこ
)
すから見ますれば、
丑
(
うし
)
の
刻参
(
ときまいり
)
が谿河の一本橋は、
気
(
け
)
もなく渡ると申すことで。石段は目につきます。裏づたいの
山道
(
やまみち
)
を森へ
通
(
かよ
)
ったに相違はござりますまい。
多神教
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
刻
常用漢字
小6
部首:⼑
8画
参
常用漢字
小4
部首:⼛
8画
“刻”で始まる語句
刻
刻限
刻々
刻煙草
刻薄
刻下
刻一刻
刻苦
刻込
刻足