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初子
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はつね
ふりがな文庫
“
初子
(
はつね
)” の例文
竪子
(
じゅし
)
、王臣等を召し
玉帚
(
たまばはき
)
を賜い
肆宴
(
しえん
)
せしむ、その時
大伴宿弥家持
(
おおとものすくねやかもち
)
が詠んだは「初春の
初子
(
はつね
)
のけふの玉帚、手に取るからに
動
(
ゆら
)
ぐ玉の緒」
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
正月三日(
丙子
(
ひのえね
)
)は即ち初子の日に当ったから「
初子
(
はつね
)
の今日」といった。玉箒は玉を飾った箒で、
目利草
(
めどぎぐさ
)
(蓍草)で作った。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
忠見が歌に「子の日する野べに小松のなかりせば千代の
例
(
ため
)
しに何を引かまし」、
俊成
(
しゅんぜい
)
「君が代を野べに出でてぞ祝ひける、
初子
(
はつね
)
の松の末を遥かに」、げに松は霜雪にも
凋
(
しぼ
)
まず
十二支考:11 鼠に関する民俗と信念
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
初春
(
はつはる
)
の
初子
(
はつね
)
の
今日
(
けふ
)
の
玉箒
(
たまばはき
)
手
(
て
)
に
取
(
と
)
るからにゆらぐ
玉
(
たま
)
の
緒
(
を
)
〔巻二十・四四九三〕 大伴家持
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
古来農桑を御奨励になり、正月の
初子
(
はつね
)
の日に天皇御
躬
(
み
)
ずから玉箒を以て蚕卵紙を
掃
(
はら
)
い、
鋤鍬
(
すきくわ
)
を以て耕す御態をなしたもうた。そして豊年を
寿
(
ことほ
)
ぎ邪気を払いたもうたのちに、諸王卿等に玉箒を賜わった。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
初
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“初子”で始まる語句
初子女史