出會いであひ)” の例文
新字:出会
うみ投込なげこみかへりしゆゑ此事知る者なかりしがもとより同氣相求あひもとむる者ども故是より折々は出會いであひけるに兩人とも三吉に金子を多くとられしかば勝手向かつてむき不如意ふによいになりしより今一度大稼おほかせぎを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
つぶし是は滅法界めつぱふかいに重き御品なり先生此御杖このおつゑ何程いかほど貫目おもみ候やら私し共には勿々なか/\持上らずと云ければ後藤は打笑ひいな多寡たくわの知たる鐵の延棒のべほう某しがつゑの代りについ歩行あるくしな目方は十二三貫目も有べし途中にて惡漢わるものなどに出會いであひし時には切よりも此棒にて打偃うちのめすが宜しと云つゝ片手にて是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)