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冷麦
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ひやむぎ
ふりがな文庫
“
冷麦
(
ひやむぎ
)” の例文
旧字:
冷麥
簾
(
すだれ
)
がある。
団扇
(
うちわ
)
がある。
馳走
(
ちそう
)
ぶりの
冷麦
(
ひやむぎ
)
なぞが取寄せて出してある。親戚のものは花火を見ながら集って来ている。
甥
(
おい
)
の細君が居る。女学生時代の輝子が居る。
新生
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
蕚
(
がく
)
のいろ雨に浮きたり。呼びそめぬ、ラヂオのニユース、フラン落ち、巴里暴動す、ポアンカレーまた世に出でむ。子らよよし、
冷麦
(
ひやむぎ
)
食べむ、実山椒は
奴
(
やつこ
)
につけむ、月待ちがてら。
白南風
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
もっとも今日は謹んで、酒は一滴も口にせず、妙に胸が
閊
(
つか
)
えるのを、やっと
冷麦
(
ひやむぎ
)
を一つ平げて、往来の日足が消えた時分、まるで人目を忍ぶ落人のように、こっそり
暖簾
(
のれん
)
から外へ出ました。
妖婆
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
子らよ、よし、
冷麦
(
ひやむぎ
)
食べむ
海豹と雲
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
“冷麦(ひやむぎ)”の解説
ひやむぎ(冷や麦、冷麦)とは、小麦粉から作られる麺の一種である。
素麺などと同様に主に乾麺の形で市場に流通し、日本国内を中心に消費される。そのため、通年入手することが可能であるが、日本では冷やして食べることが多く、清涼感を求めて夏の麺料理に用いるのが一般的である。「冷麦」の語の由来は、うどんの旧称「熱麦」に対する語であるとされる。
後述のように、現代日本においては日本農林規格により、うどんや素麺などと太さによって分けられる。
(出典:Wikipedia)
冷
常用漢字
小4
部首:⼎
7画
麦
常用漢字
小2
部首:⿆
7画
“冷”で始まる語句
冷
冷笑
冷々
冷水
冷汗
冷酒
冷淡
冷評
冷飯
冷泉