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其詞
ふりがな文庫
“其詞”の読み方と例文
読み方
割合
そのことば
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのことば
(逆引き)
お政は冗談のように笑って云ったが、
其詞
(
そのことば
)
の底には何かの意味があるらしくも聞えた。冬子も恨めしそうな眼をして、市郎の顔を
視
(
み
)
ていた。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
鹿太は物騒がしい世の中で、「黒船」の
噂
(
うはさ
)
の間に成長した。市郎左衛門の所へ来る客の会話を聞けば、
其詞
(
そのことば
)
の中に
何某
(
なにがし
)
は「正義」の人、何某は「
因循
(
いんじゆん
)
」の人と云ふことが必ず出る。
津下四郎左衛門
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
市郎は彼が家出の
後
(
のち
)
に生れた
児
(
こ
)
であるから、
相互
(
たがい
)
に顔を
見識
(
みし
)
ろう筈はなかったが、
其詞
(
そのことば
)
の
端
(
はし
)
に
因
(
よっ
)
て、重蔵は早くも彼が角川家の
倅
(
せがれ
)
であることを悟った。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
其詞(そのことば)の例文をもっと
(2作品)
見る
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
詞
常用漢字
小6
部首:⾔
12画
“其”で始まる語句
其
其処
其方
其處
其様
其許
其奴
其所
其儘
其後
“其詞”のふりがなが多い著者
森鴎外
岡本綺堂