トップ
>
其磧
>
きせき
ふりがな文庫
“
其磧
(
きせき
)” の例文
西鶴
(
さいかく
)
や
其磧
(
きせき
)
や
近松
(
ちかまつ
)
の世話物などは、ともに世相の写し絵として、くりかえし引用せられているが、言葉の多い割には題材の範囲が狭い。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
西鶴
其磧
(
きせき
)
より
下
(
くだ
)
つて近世の春水谷峨の一流に至るまで、多くは全心を注いで此粋と侠とを写さんことをつとめたり。
粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
面白ずくに三馬や京伝や
其磧
(
きせき
)
や
西鶴
(
さいかく
)
を偉人のように持上げても、内心ではこの輩が堂々たる国学または儒林の先賢と肩を
列
(
なら
)
べる資格があるとは少しも思っていなかった。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
「読本といふもの、
天和
(
てんな
)
の
西鶴
(
さいかく
)
に起り、
自笑
(
じしょう
)
・
其磧
(
きせき
)
、
宝永正徳
(
ほうえいしょうとく
)
に鳴りしが馬琴には三舎すべし」
八犬伝談余
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
江戸に芭蕉起りて幽玄なる禅道の妙機を
闡
(
ひら
)
きて、主として平民を
済度
(
さいど
)
しつゝありし間に、難波には近松巣林子出でゝ艶麗なる情筆を
揮
(
ふる
)
ひて、一世の趣味を
風靡
(
ふうび
)
したり、次いで西鶴、
其磧
(
きせき
)
の一流立ちて
徳川氏時代の平民的理想
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
磧
漢検1級
部首:⽯
16画
“其”で始まる語句
其
其処
其方
其處
其様
其許
其奴
其所
其儘
其後