全軍ぜんぐん)” の例文
このひとたちは、全軍ぜんぐんのために犠牲ぎせいとなるのを名誉めいよおもって、よろこいさんですぐ仕度したくにとりかかりました。
とびよ鳴け (新字新仮名) / 小川未明(著)
「実は皇后が急におなくなりになったので、われわれはもういくさをする気はない」と申し入れながら、その目の前で全軍ぜんぐん兵士へいしたちにゆみつるをことごとくらせて、さもほんとうのように
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)