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入湯
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にゅうとう
ふりがな文庫
“
入湯
(
にゅうとう
)” の例文
「ええ。あなたのは洗うんでなくって、本当に湯に
這入
(
はい
)
るんだからことにそうだろう。実用のための
入湯
(
にゅうとう
)
でなくって、快感を
貪
(
むさ
)
ぼるための入浴なんだから」
彼岸過迄
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
入湯
(
にゅうとう
)
に来ていようとは、左門老人にとっては、じつに、ねがってもないしあわせといわねばなりません。
怪人二十面相
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
また
泣入
(
なきい
)
って倒れてしまう様に
愁傷
(
しゅうしょう
)
致すのも養生に害があると申しますが、
入湯
(
にゅうとう
)
致しましても
鳩尾
(
みぞおち
)
まで這入って肩は
濡
(
ぬら
)
してならぬ、物を喰ってから入湯してはならぬ
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
わが住む部屋も、欄干に
倚
(
よ
)
ればやはり同じ高さの二階なのには興が催おされる。
湯壺
(
ゆつぼ
)
は
地
(
じ
)
の下にあるのだから、
入湯
(
にゅうとう
)
と云う点から云えば、余は三層楼上に
起臥
(
きが
)
する訳になる。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“入湯”の意味
《名詞》
入湯(にゅうとう)
湯に入ること。入浴。
温泉に入って保養すること。
(出典:Wiktionary)
入
常用漢字
小1
部首:⼊
2画
湯
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
“入”で始まる語句
入
入用
入口
入牢
入来
入水
入込
入交
入日
入相