それでわたしがとこの中にはいって、トマトのような赤い顔をしていると、医者はわたしの額が手を当てて、すぐ「充血だ」と言った。
不思議には思いながらも、しばらくたってから、ようやく顔を上げてみると、渡瀬さんは充血して、多少ぼんやりしたような顔つきで、おぬいの額ぎわをじっと見つめていたのだと知れた。
“充血”の意味
《名詞》
局所的な組織の動脈を流れる血液が異常に増えること。
(出典:Wiktionary)
(出典:Wiktionary)
“充血”の解説
充血(じゅうけつ、hyperemia)とは病気やケガ、手術など、その他様々な要因によって、毛細血管などの末梢の血管が拡張して、そこに動脈性の血液の流入が増加した状態を示す。広義には静脈性の血液が増加した状態を示す鬱血(うっけつ、congestion)も定義に含まれる。その多くが可逆性であり、原因がなくなれば消失する、また一般的に臓器障害は少ないが、頭痛、浮腫、出血を起こすことがある。
(出典:Wikipedia)
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