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元暦
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げんりゃく
ふりがな文庫
“
元暦
(
げんりゃく
)” の例文
義経が宗盛親子をつれ鎌倉へ旅立ったのは、
元暦
(
げんりゃく
)
二年五月七日のことである。途中、次第に遠ざかる都の景色に離れ難い思いを味わいながら、
逢坂
(
おうさか
)
の関まで来た。
現代語訳 平家物語:11 第十一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
古鈔本中
元暦
(
げんりゃく
)
校本に朱書で或ウネメノとあるに従って訓んだが、なおオホヤメノ(神)タオヤメノ(文)の訓もあるから、旧訓或は考の訓によって味うことも出来る。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
「思い出した——この辺りの浦々や島は、
元暦
(
げんりゃく
)
の昔、九郎
判官殿
(
はんがんどの
)
や、
平
(
たいら
)
の
知盛卿
(
とももりきょう
)
などの戦の跡だの」
宮本武蔵:08 円明の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして源
頼朝
(
よりとも
)
が鎌倉へ幕府の基礎を置いた
元暦
(
げんりゃく
)
元年に、有名な『元暦校本万葉集』が成った。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
四月一日、年号が変り
元暦
(
げんりゃく
)
となった。この年、頼朝は、一躍、従五位下から正四位下に昇った。
現代語訳 平家物語:10 第十巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
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翌
(
あく
)
る日。——それは
元暦
(
げんりゃく
)
元年の正月十日、義仲は、後白河法皇を奉じて、北陸道へ落ちようと企てたが、それは、失敗に終って、その日も、彼の身辺は、酒と、
区々
(
まちまち
)
な軍議に暮れてしまった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“元暦”の意味
《固有名詞》
日本の元号の一つ。寿永の後、文治の前。1184年4月16日から1185年8月14日までの期間のこと。
(出典:Wiktionary)
元
常用漢字
小2
部首:⼉
4画
暦
常用漢字
中学
部首:⽇
14画
“元”で始まる語句
元
元気
元結
元来
元禄
元來
元和
元氣
元就
元亀