“げんりゃく”の漢字の書き方と例文
語句割合
元暦100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして源頼朝よりともが鎌倉へ幕府の基礎を置いた元暦げんりゃく元年に、有名な『元暦校本万葉集』が成った。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
四月一日、年号が変り元暦げんりゃくとなった。この年、頼朝は、一躍、従五位下から正四位下に昇った。
あくる日。——それは元暦げんりゃく元年の正月十日、義仲は、後白河法皇を奉じて、北陸道へ落ちようと企てたが、それは、失敗に終って、その日も、彼の身辺は、酒と、区々まちまちな軍議に暮れてしまった。
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)