停車ていしゃ)” の例文
大臣だいじんっていた列車れっしゃが、途中とちゅう不時ふじ停車ていしゃをしたというので、また問題もんだいになりました。
白い影 (新字新仮名) / 小川未明(著)
湾をはなれて山路にかゝり、黒松内くろまつない停車ていしゃ蕎麦そばを食う。蕎麦の風味が好い。蝦夷えぞ富士〻〻〻〻と心がけた蝦夷富士を、蘭越らんごえ駅で仰ぐを得た。形容端正、絶頂まで樹木をまとうて、秀潤しゅうじゅん黛色たいしょくしたたるばかり。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
〔二十分停車ていしゃ〕と時計とけいの下に書いてありました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
汽車きしゃは、えきには停車ていしゃせずに、そのままぎてしまいました。
昼のお月さま (新字新仮名) / 小川未明(著)