かた)” の例文
それほどのかたよった勉強は必要ないので、マアボツボツやって行ったらいいでしょう。
「待ってくれたまえ。わたしはそうくわしいことも知りませんがね、平田派の学問はかたより過ぎるような気がしてしかたがない。こんな時世になって来て、そういう古学はどんなものでしょうかね。」
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
つまりは少しでも似つかわしい音にかたよるのである。