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信濃境
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しなのざかい
ふりがな文庫
“
信濃境
(
しなのざかい
)” の例文
落合
(
おちあい
)
の両宿から
信濃境
(
しなのざかい
)
の
十曲峠
(
じっきょくとうげ
)
にかかり、あれから木曾路にはいって、馬籠峠の上をも通り過ぎて行った。
夜明け前:03 第二部上
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
この関所をさえ越してしまえば、向うは
信濃境
(
しなのざかい
)
まで、山又山が続いているだけであった。
入れ札
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
そうして
信濃境
(
しなのざかい
)
にさしかかる頃には、おあつらえむきに雨もすっかり上がり、富士見あたりの一帯の枯原も、雨後のせいか、何かいきいきと
蘇
(
よみがえ
)
ったような色さえ帯びて車窓を過ぎた。
大和路・信濃路
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
昼
(
ひる
)
ならばいうまでもなく、
甲州盆地
(
こうしゅうぼんち
)
はそこから一
眸
(
ぼう
)
のうちに見わたされて、
帯
(
おび
)
のごとき
笛吹川
(
ふえふきがわ
)
、とおい
信濃境
(
しなのざかい
)
の山、すぐ目の下には
城下
(
じょうか
)
の町や
辻々
(
つじつじ
)
の人どおりまでが、
豆
(
まめ
)
つぶのごとく見えるであろう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
信
常用漢字
小4
部首:⼈
9画
濃
常用漢字
中学
部首:⽔
16画
境
常用漢字
小5
部首:⼟
14画
“信濃”で始まる語句
信濃
信濃町
信濃路
信濃金梅
信濃国
信濃守
信濃川
信濃屋
信濃漫録
信濃丸