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俊頼
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としより
ふりがな文庫
“
俊頼
(
としより
)” の例文
時の
陪従
(
べいじゅう
)
、つまり勅使のお供をして、神前に音楽を奉納するお供の楽人であるが、その陪従の一人が『金葉集』の撰者の源
俊頼
(
としより
)
であった。
中世の文学伝統
(新字新仮名)
/
風巻景次郎
(著)
俊頼
(
としより
)
や
顕昭
(
けんしょう
)
の盛んに古歌を解説した時代には、果して京都でもそう啼いたものか否かは知らぬが、少なくともこの話だけは源平以前からあった。
野草雑記・野鳥雑記:02 野鳥雑記
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「取つなげ玉田横野の放れ駒、つゝじの下に馬酔木花さく」と
俊頼
(
としより
)
は詠んだ(『
塵添壒嚢抄
(
じんてんあいのうしょう
)
』九、『夫木集抄』三)。紀州で、その葉の煎汁で
蘿蔔
(
だいこん
)
の害虫を除く。
十二支考:05 馬に関する民俗と伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
俊頼
(
としより
)
の歌に「山里のこやのえびらに
漏
(
も
)
る月の影にも
繭
(
まゆ
)
の筋は見えけり」とあるえびらは、家の中にある器具かと見え候へど、それを桑の葉入れにも用ゐ候にや。識者の教を
煩
(
わずら
)
はしたく候。
人々に答ふ
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
ずっと前に源
俊頼
(
としより
)
の『
散木奇歌集
(
さんぼくきかしゅう
)
』九に、内わたりに夜更けてあるきけるに、
形
(
かたち
)
よしといわれける人の打ち解けてしとしけるを聞きて
咳
(
しわぶ
)
きをしたりければ恥じて入りにけり
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
▼ もっと見る
余の初め歌を論ずる、ある人余に勧めて
俊頼
(
としより
)
集、
文雄
(
ふみお
)
集、
曙覧
(
あけみ
)
集を見よという。それかくいうは三家の集が尋常歌集に異なるところあるをもってなり。まず
源
(
みなもとの
)
俊頼の『
散木弃歌集
(
さんぼくきかしゅう
)
』を見て失望す。
曙覧の歌
(新字新仮名)
/
正岡子規
(著)
また
俊頼
(
としより
)
の歌の
詞書
(
ことばがき
)
にも
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
俊
常用漢字
中学
部首:⼈
9画
頼
常用漢字
中学
部首:⾴
16画
“俊頼”で始まる語句
俊頼朝臣