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佳句
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かく
ふりがな文庫
“
佳句
(
かく
)” の例文
故にこれを
富鬮
(
とみくじ
)
的応募といふ。かやうなる句は初め四、五句読めば終まで読まずともその可否は分るなり。いな一句も読まざる内に
佳句
(
かく
)
なき事は分るなり。
墨汁一滴
(新字旧仮名)
/
正岡子規
(著)
佳句
(
かく
)
を得て佳句を
続
(
つ
)
ぎ
能
(
あた
)
わざるを
恨
(
うら
)
みてか、黒くゆるやかに引ける
眉
(
まゆ
)
の下より安からぬ眼の色が光る。
一夜
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
それではいくら
佳句
(
かく
)
と
好詩
(
こうし
)
ができたにしても、
贏
(
か
)
ち
得
(
う
)
る当人の愉快はただ二三
同好
(
どうこう
)
の評判だけで、その評判を差し引くと、
後
(
あと
)
に残るものは多量の不安と苦痛に過ぎない事に帰着してしまう。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
佳
常用漢字
中学
部首:⼈
8画
句
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
“佳”で始まる語句
佳
佳人
佳肴
佳味
佳麗
佳什
佳節
佳酒
佳耦
佳境