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佐分利
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さぶり
ふりがな文庫
“
佐分利
(
さぶり
)” の例文
ゆうゆう、右にかわして、さッと鉄杖に
寸
(
すん
)
のびをくれて横になぐ。あな——とおもえば
佐分利
(
さぶり
)
も一かどの
強者
(
つわもの
)
、ぽんと
跳
(
と
)
んで
空間
(
くうかん
)
をすくわせ
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
佐分利
(
さぶり
)
と甘糟は
夙
(
かね
)
て横浜を主張してゐるのだ。何でもこの間
遊仙窟
(
ゆうせんくつ
)
を見出して来たのだ。それで我々を引張つて行つて、大いに
気焔
(
きえん
)
を吐く
意
(
つもり
)
なのさ
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
今からザット二十年前、奥州仙台に武芸の道場を構えて居る頃、同じ町内に住んで居る、これも道場の持主、
佐分利
(
さぶり
)
流の槍をよくした某と言うものと仲違いをした。
禁断の死針
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
夜がふけてから侍分のものが一人覆面して、
塀
(
へい
)
をうちから乗り越えて出たが、廻役の
佐分利
(
さぶり
)
嘉左衛門が組の足軽丸山
三之丞
(
さんのじょう
)
が討ち取った。そののち夜明けまで何事もなかった。
阿部一族
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
とさけびながら
佐分利
(
さぶり
)
五郎次、
三日月
(
みかづき
)
のごとき大刀をまっ
向
(
こう
)
にかざして、
加賀見忍剣
(
かがみにんけん
)
の
脳天
(
のうてん
)
へ斬りさげてくる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
と又八が
大口
(
おおぐち
)
をあいてあざわらっていると、折もおりだ。祈祷の列に加わっていった
足助主水正
(
あすけもんどのしょう
)
と
佐分利
(
さぶり
)
五郎次などが、さんばら髪に、
血汐
(
ちしお
)
をあびて逃げかえってきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
佐
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
分
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
利
常用漢字
小4
部首:⼑
7画
“佐分利”で始まる語句
佐分利五郎次
佐分利流