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低地
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ひくち
ふりがな文庫
“
低地
(
ひくち
)” の例文
北から南へと流れている笛吹川の
低地
(
ひくち
)
を越してのその
対岸
(
むこう
)
もまた山々の
連続
(
つながり
)
である。
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
行つても/\知らん
地方
(
ところ
)
だ。
低地
(
ひくち
)
が高台になつて瀬の早い川が
逶迤
(
うね/\
)
と通つてゐる処もあつた。
烟突
(
けむだし
)
も無い
小舎
(
こや
)
や木の枝を編むで
拵
(
こしら
)
へた納屋が
後
(
あと
)
になつて、立派な邸や
石造
(
せきざう
)
の建物が見える。
椋のミハイロ
(新字旧仮名)
/
ボレスワフ・プルス
(著)
丁度、私は
牛込左内町
(
うしごめさないちょう
)
の坂の上にいて、『
女人芸術
(
にょにんげいじゅつ
)
』という雑誌のことをしている時だった。二階の裏窓から眺めると、谷であった
低地
(
ひくち
)
を越して向うの
高台
(
たかみ
)
の角の
邸
(
やしき
)
に、彼女は
越
(
こ
)
して来ていた。
江木欣々女史
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
でも嬉やたった一ヵ所窓のように枝が
透
(
す
)
いて遠く
低地
(
ひくち
)
を見下される所がある。あの
低地
(
ひくち
)
には
慥
(
たし
)
か小川があって戦争
前
(
ぜん
)
に其水を飲だ筈。そう云えばソレ
彼処
(
あすこ
)
に
橋代
(
はしがわり
)
に
架
(
わた
)
した大きな
砂岩石
(
さがんせき
)
の
板石
(
ばんじゃく
)
も見える。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
“低地”の解説
低地(ていち)は、主に周囲と比べて低い土地、海抜の低い土地のことである。単に低い土地のことも表す。低地の対義語は高地である。
(出典:Wikipedia)
低
常用漢字
小4
部首:⼈
7画
地
常用漢字
小2
部首:⼟
6画
“低地”で始まる語句
低地人