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似合
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にあわ
ふりがな文庫
“
似合
(
にあわ
)” の例文
老人の
住居
(
すまい
)
は、噂に聞いた身分に
似合
(
にあわ
)
しからぬ川向うのP町で、同じように立並んだ古びた四階建の、とある二階の全体を間借りしていた。
緑衣の女
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
この人若いに
似合
(
にあわ
)
ず
沈着
(
おちつい
)
た
質
(
たち
)
ゆえ気を
鎮
(
しず
)
めて、見詰めおりしが
眼元
(
めもと
)
口元
(
くちもと
)
は
勿論
(
もちろん
)
、頭の
櫛
(
くし
)
から衣類までが
同様
(
ひとつ
)
ゆえ、始めて
怪物
(
かいぶつ
)
なりと思い、
叫喚
(
あっ
)
と云って
立上
(
たちあが
)
る
胖響
(
ものおと
)
に
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
本当に貴方はお若いに
似合
(
にあわ
)
ない親切な方です、暮に
差掛
(
さしかゝ
)
って
忰
(
せがれ
)
はいず、
何
(
ど
)
う
為
(
し
)
ようかと思っている処へ、十両と
纒
(
まと
)
まった金を下さるとは有難いことで、御恩の程は忘れません
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
山鹿が、彼に
似合
(
にあわ
)
ぬ
魂消
(
たまげ
)
るような叫びをあげると、ガタンとカンテラを取り落した。
鱗粉
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
君も名高いお方に
似合
(
にあわ
)
ん事で
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
似
常用漢字
小5
部首:⼈
7画
合
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“似合”で始まる語句
似合谷
似合頃