伊香刀美いかとみ)” の例文
といいながら、手をして羽衣はごろもをうけろうとしました。けれど伊香刀美いかとみはふと羽衣はごろもをかかえていた手を、うしろにめてしまいました。
白い鳥 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
いて伊香刀美いかとみかえってみますと、すぐうしろのまつの木のえだに、ついぞたこともないような、うつくしいしろ着物きものけてありました。
白い鳥 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
少女おとめ羽衣はごろもにひかれて、とうとう伊香刀美いかとみのうちまで行きました。そして伊香刀美いかとみといっしょに、そのおかあさんのそばでらすことになりました。
白い鳥 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)