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仙禽
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せんきん
ふりがな文庫
“
仙禽
(
せんきん
)” の例文
風に揺ぐ玉樹の
翠
(
みどり
)
や、野に拡がる
琪草
(
きそう
)
の香や、姿を見ぬ
仙禽
(
せんきん
)
の声や、然様いう種々のものの中を、吾が身が経巡り、吾が魂が
滾転
(
こんてん
)
し行いて
穂高岳
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
白金
(
プラチナ
)
の羽の散る
状
(
さま
)
に、ちらちらと映ると、釵は滝壺に
真蒼
(
まっさお
)
な水に沈んで
行
(
ゆ
)
く。……あわれ、
呪
(
のろ
)
われたる
仙禽
(
せんきん
)
よ。
卿
(
おんみ
)
は熱帯の
鬱林
(
うつりん
)
に放たれずして、山地の
碧潭
(
へきたん
)
に
謫
(
たく
)
されたのである。
伯爵の釵
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
評の仕方の如何にも
韵致
(
いんち
)
があって、
仙禽
(
せんきん
)
おのずから幽鳴を為せる趣があるのは、保胤其人を見るようで面白いと云いたい。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
白金
(
プラチナ
)
の
羽
(
はね
)
の散る
状
(
さま
)
に、ちら/\と映ると、
釵
(
かんざし
)
は
滝壺
(
たきつぼ
)
に
真蒼
(
まっさお
)
な水に沈んで行く。……あはれ、呪はれたる
仙禽
(
せんきん
)
よ。
卿
(
おんみ
)
は熱帯の
鬱林
(
うつりん
)
に放たれずして、
山地
(
さんち
)
の
碧潭
(
へきたん
)
に
謫
(
たく
)
されたのである。
伯爵の釵
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
仙
常用漢字
中学
部首:⼈
5画
禽
漢検準1級
部首:⽱
13画
“仙”で始まる語句
仙人
仙
仙台
仙台平
仙人掌
仙洞御所
仙洞
仙女
仙境
仙北