トップ
>
人浚
>
ひとさら
ふりがな文庫
“
人浚
(
ひとさら
)” の例文
その頃から私は『
人浚
(
ひとさら
)
ひ』に浚はれて行くといふ恐怖なども感じて、祖母と二人ぎり寂しい隱居所の方へ行く時には、寢床の中に小さくなつて寢たことも有りました。
幼き日:(ある婦人に与ふる手紙)
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
最後
(
さいご
)
に
私
(
わたくし
)
があの
時
(
とき
)
天狗
(
てんぐ
)
さんの
頭目
(
かしら
)
からきかされた、
人浚
(
ひとさら
)
いの
秘伝
(
ひでん
)
をお
伝
(
つた
)
えして
置
(
お
)
きましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
「東京には
人浚
(
ひとさら
)
いというこわいものがおるで、気をつけないといけないぞえ。」
足迹
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
亜米利加の町にはギャングとかガメンとかいう奴がどこにでも居て昼日中でも強盗や
人浚
(
ひとさら
)
いをやらかす。気の弱い奴と見たらピストルで
脅威
(
おど
)
かして
大盗賊
(
おおどろぼう
)
や密輸入の手先にしちまうから気を附けろ。
人間腸詰
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
浚
漢検1級
部首:⽔
10画
“人”で始まる語句
人
人間
人々
人気
人形
人数
人魂
人力車
人影
人目