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些少
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いささか
ふりがな文庫
“
些少
(
いささか
)” の例文
つらつら観ずれば、人の命なるもの、
尊
(
たつと
)
しと思えば、尊ときに相違なけれど、
尊
(
とうと
)
からずと見る時は、何のまた
些少
(
いささか
)
の尊さのあるべき。
一夜のうれい
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
父親に死なれて郷里に歸ると間もなく、目の見えぬ母とお吉と新太郎を連れて、
些少
(
いささか
)
の家屋敷を賣拂ひ、東京に出たのであつた。
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
各種の楽器(これで或る時は虫の音を聞かせ、又或る時には鳥の音をきかせ、その他川の音風の音、蛙の音などを聞かせたものである。)そうして
些少
(
いささか
)
の催眠剤など。
五右衛門と新左
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
外
(
ほか
)
のと違って、そう言った
事情
(
わけ
)
で、犬にも猫にも汚させるのが
可厭
(
いや
)
でしたから、俥ではるばると菩提寺へ持って来て、住職にわけを言って、
新
(
あらた
)
に塔婆を一本
古卒塔婆
(
ふるそとば
)
の方は
些少
(
いささか
)
ですが心づけをして
露萩
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
世話する人あつてお定らの村に行つてゐたので、父親に死なれて
郷里
(
くに
)
に帰ると間もなく、目の見えぬ母とお吉と新太郎を連れて、
些少
(
いささか
)
の家屋敷を売払ひ、東京に出たのであつた。
天鵞絨
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
「成程」と呟いたが右近丸は
些少
(
いささか
)
驚いた様子であった。
南蛮秘話森右近丸
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「はい、
些少
(
いささか
)
、伊賀流の
忍術
(
しのび
)
を……」
五右衛門と新左
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
些
漢検準1級
部首:⼆
7画
少
常用漢字
小2
部首:⼩
4画
“些”で始まる語句
些
些細
些事
些々
些末
些中
些程
些子
些細事
些前