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五歩
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いつあし
ふりがな文庫
“
五歩
(
いつあし
)” の例文
女の足でも
五歩
(
いつあし
)
は無い、
直
(
じ
)
き正面の格子戸から物静かに音ずれたが、あの調子なれば、話声は早や聞えそうなもの、と思う妹の声も響かず
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
それから山内の森の中へ来ると、月が
木間
(
このま
)
から
蒼然
(
そうぜん
)
たる光を
洩
(
もら
)
して一段の趣を加えていたが、母は我々より
五歩
(
いつあし
)
ばかり先を歩るいていました。
牛肉と馬鈴薯
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
「ぷッ、」と噴出すように更に笑った女が、
堪
(
たま
)
らぬといった
体
(
てい
)
に、裾をぱッぱッと、もとの
方
(
かた
)
へ、
五歩
(
いつあし
)
六歩
(
むあし
)
駈戻
(
かけもど
)
って、
捻
(
ね
)
じたように胸を折って
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
池のつづまる、この板を置いた
切
(
き
)
れ
口
(
ぐち
)
は、ものの
五歩
(
いつあし
)
はない。水は川から
灌
(
そそ
)
いで、橋を抜ける、と
土手形
(
どてなり
)
の
畦
(
あぜ
)
に沿って、
蘆
(
あし
)
の根へ
染
(
し
)
み込むように、
何処
(
どこ
)
となく隠れて、田の
畦
(
あぜ
)
へと落ちて
行
(
ゆ
)
く。
海の使者
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“五歩”の解説
五歩(ごほ)は遊びの一つ。
(出典:Wikipedia)
五
常用漢字
小1
部首:⼆
4画
歩
常用漢字
小2
部首:⽌
8画
“五歩”で始まる語句
五歩六歩