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事勿
ふりがな文庫
“事勿”の読み方と例文
読み方
割合
ことなか
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ことなか
(逆引き)
ところが、御城番、町奉行、
所司代
(
しょしだい
)
誰あって耳を
藉
(
か
)
す者なく、彼の
上書
(
じょうしょ
)
は嘲笑の種となって突ッ返された。つまり、どれもこれも
事勿
(
ことなか
)
れ主義。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お
腹
(
なか
)
の中では私以上に離縁恐れてて、
事勿
(
ことなか
)
れ主義に傾いてることよう分ってますさかい、「そないに束縛するのんならほんまに家出してやるぞ」
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
それにも
拘
(
かゝは
)
らず、二人の娘は、默つて顏を見合せてゐるのです。この頃の町人達のやうな、
事勿
(
ことなか
)
れ主義に
徹
(
てつ
)
して、極端に掛り合ひを恐れてゐるのでせう。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
事勿(ことなか)の例文をもっと
(14作品)
見る
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
勿
漢検準1級
部首:⼓
4画
“事”で始まる語句
事
事情
事件
事実
事柄
事業
事實
事故
事蹟
事毎
“事勿”のふりがなが多い著者
相馬愛蔵
甲賀三郎
谷崎潤一郎
吉川英治
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